当店は江戸後期には創業し、一針一針足袋の縫製を行っておりました。溝ノ口の大山街道に面する当店は何代にも亘り、足袋を庶民の皆さんに提供してきました。昭和に入ってからは祭り用品や作業着全般を商うようになりました。 今は足袋や股引、腹掛けなどを使うことは少なくなりましたが、日本の伝統の行事には欠かせないのが伝統の装束です。また、伝統的な職人の仕事にも伝統の作業着が欠かせません。
写真は昭和28年当時の当店の様子です。
まだまだ足袋が庶民の足元を守っていたころの写真ということがよく判ります。いろいろな足袋のメーカーの垂れ幕がかかっているのが見えます。また、画像をクリックすると電柱にある映画のポスターが見えますが、懐かしい俳優の顔が見えます。地下足袋が統制品から外れ、自由に販売ができるようになった頃の写真です。